全国のコンビニを初めとして様々な店舗で使え、バーコード決済のためどんなスマホでも使える電子マネーやポイントサービス。キャッシュレスでの有力な決済方法として、広く普及しています。
ところで、一部の電子マネー等は回線業者が提供しており、回線サービスとの連携を前面に出してアピールしています。
そして、格安SIMの中でも電子マネー等と連携できる、相性のいい格安SIMがあります。
今回は、電子マネー・ポイントと格安SIMの連携や相性のいい組み合わせなど、よりお得に電子マネー等を使うという観点で格安SIMを紹介します。
始めに:どの回線でも電子マネー等は使えます
まず始めに、電子マネーやポイントとスマホ回線は別の独立したサービスなので、格安SIMの種類にかかわらず使い続けられるということをお伝えしたいと思います。
例えばドコモが提供するdポイントは、ネーミングやロゴのデザインからいかにもドコモの1サービスというイメージが強く感じられます。
それは間違いではないのですが、別にドコモ回線を解約したらdポイントも一緒に使えなくなるというものではありません。
ですので、キャリア回線を解約したり格安SIMに乗り換えても、電子マネー等の残高は消えないし使い続けられますので、その点はご安心ください。
また、以下で紹介する電子マネー等と格安SIMの組み合わせも、あくまで連携できてお得というだけですので、格安SIM選びの基準の一つとして参考にしていただければと思います。
dポイント
相性のいい格安SIM
・ahamo
・OCN モバイル one
dポイントとは?
dポイントはドコモが提供するポイントサービスです。
同じくドコモが提供するクレジットカードの「dカード」使用で貯まるほか、ドコモのアンケートクラブなど様々なサービス利用で貯めることができ、また全国のコンビニ等で使ったり貯めたりすることができます。
ポイントサービスの中でも古参であり、使える店が多く非常に使い勝手のよいサービスと言えます。
ahamoもOCNモバイルoneも紐付けできる
dポイントと連携できる格安SIMとして、ドコモのサブブランドであるahamoと、ドコモのエコノミーMVNO認定を受けているOCN モバイル oneがあります。
どちらも回線とdポイントのアカウントを紐付けることで、回線の使用料金支払いによってdポイントが貯まり、逆にdポイントで使用料金を支払うこともできます。
またこれらの格安SIM利用者限定のdポイントクーポン提供やキャンペーンなどもあり、dポイントのヘビーユーザーにとっては非常にお得な格安SIMと言えるでしょう。
paypay
相性のいい格安SIM
・ワイモバイル
・LINEMO
paypayとは?
paypayはソフトバンクとヤフーの合弁会社が提供する電子マネーです。
電子マネーの中では比較的後発ですが、抽選で使った額の100%をポイントバックする大々的なキャンペーンで大きな注目を集め、知名度・普及度ともにトップクラスとなっています。
銀行口座と紐付けて入出金や送金もでき、電子マネーとしての機能や使い勝手は申し分ありません。
ワイモバイルとLINRMOどっちがおトク?
paypayと相性のいい格安SIMは、同じソフトバンクが提供するワイモバイル・LINEMOの二つですが、中価格帯のワイモバイルと最廉価帯のLINEMOで扱いが差別化されています。
まず、回線とpaypayのアカウントを紐付けることでポイントのボーナス倍率が付いたり、paypayモールでのポイントバック率が向上するなどのボーナスは、基本的にワイモバイルのみとなっています。
paypay系(ヤフー系)の経済圏でネットショッピングやオークション・フリマなどを使い込んでいる方にとっては、LINEMOとワイモバイルの月額料金差以上にpaypayのポイントバック量が大きくなる可能性があります。
一方で、各種キャンペーンにより新規契約・MNP転入のボーナスとしてpaypayポイントが進呈されることがありますが、こちらはワイモバイル・LINEMOともに行われています。
またpaypayにポイントをチャージする際のポイント二重取りも、ワイモバイル・LINEMOともに受けられます。
Pontaポイント
相性のいい格安SIM
・UQ mobile
・povo
Pontaポイントとは?
Pontaポイントはローソン・au系のポイントサービスです。
前述の2つとは異なり、元々auが作ったサービスというわけではなく、三菱商事系統のサービスとして作られました。
auとPontaポイントの連携が始まったのは割と最近なので、今でもPontaポイントといえばauよりローソンやゲオなどが先に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
しかし最近ではau PAYカードとの連携を深めるなど、auも本腰を入れています。
UQモバイルとpovoはどっちがおトク?
こちらもpaypayと同じく、UQ mobileとpovoで差別化が図られています。
UQ mobileではauかんたん決済利用時のポイントバック制度など、au系のサービス利用で様々な特典を受けられるようになっていますが、povoでは基本的に対象外となっています。
ただしpovoでもトッピング購入時にPontaポイントをバックするなどのキャンペーンが行われており、ささやかですがPontaポイントで還元を受けられるようなシステムがあります。
格安SIMで電子マネー等をもっと便利に!
格安SIMと電子マネー・ポイントとの連携について紹介しました。
紹介したいずれかの電子マネー等のヘビーユーザーであれば、連携できる格安SIMを選ぶことでもっと便利・お得に使えるようになるかもしれません。
格安SIMの選び方の一側面として、お使いの電子マネー等との連携も考慮に入れてみてはいかがでしょうか。
article