NUROモバイルのNEOプランは格安SIMの中でもトップクラスの品質を誇る、品質重視の回線サービスです。
スマホ専用にするにはもったいない品質なので、タブレットにも使ったり、テザリングでパソコン用回線にもしたいなど、もっと使い倒したいと思う方も多いでしょう。
ですが、NEOプランのラインナップは2種類でどちらも基本容量20GBと、一般的な使い方では十分すぎる量ですが、テザリングなどで使い倒すにはちょっと不安のある容量設定です。
そこで、高速なNEOプランを使い放題回線として使えるかどうか、低速状態の仕様や実使用感とともに考えていきたいと思います。
NEOプランを色々な用途に使いたい!
NUROモバイルのNEOプランについて改めて簡単に説明すると、NEOプラン専用に確保したNUROモバイルの通信帯域を用いた高速通信プランです。
回線速度は3大キャリアに次ぐ速度で非常に高速、さらに低遅延・低ジッターと、スマホ用にはオーバースペックとも言える品質を誇ります。
NUROモバイルもこの高速な回線を様々な用途に使って欲しいという意図があり、アップロード容量をカウントフリーにする「あげ放題」機能によってクリエイターを支援するなど、クリエイティブ用途を提案しています。
このようなクリエイティブ用途などを使うことを考えると、やはりテザリングでパソコンなどを繋いで使いたくなりますよね。
NEOプランはテザリング回線としてバリバリ使うとなると20GBはやや心許ない容量ですが、NEOプランの低速通信は高速です。
低速通信で問題なく使い続けられるならば、実質的に使い放題回線として使えるわけですので、低速通信の使い勝手について見てみましょう。
NEOプランの低速通信の仕様
NEOプランの低速通信時の仕様について、公式サイトの情報を以下にまとめます。
・速度は1Mbps
・低速時も通信開始後数秒間の高速通信機能(初速バースト)あり
・高速/低速の切り替え機能は無し
低速時の速度が1Mbpsとかなり高速ですが、これはNEOプラン・NEOプランLiteのみの特徴です。
バリュープラスの3プランでは200kbpsと、一般的な格安SIMの低速時128kbpsよりは多少高速ですが、NEOプランとは大きな差が付けられています。
また、NUROモバイルの全プランにおいてバースト機能もあるため、低速時のスペックも格安SIM随一と言えるでしょう。
ただし、高速/低速の手動切り替え機能はありませんので、普段は低速にしておいて速度が必要なときだけデータ容量を消費するという運用はできません。
また、公式に記載がありませんが、低速通信の使いすぎによってさらに速度制限がかかること(2段階規制)は無さそうです。
口コミでも2段階規制についての言及が無いため、少なくとも現時点では規制が無いか、あったとしても極端に使いすぎた場合のみの規制ではないでしょうか。
低速通信の使用感はかなり良好!
肝心の実使用感ですが、かなり快適で良好です。
というのも、初速バースト時は実測で1Mbpsを大きく超える速度が出ており、これが使用感の良さに大いに貢献しています。
そもそも1Mbps普通に出るだけでも、ネットを見る程度ならば特に不満は感じないところ、バースト機能でページや画像の読み込みが一気に終わるので低速さを全く感じさせません。
サイズの小さい画像をたくさん読み込むようなSNS等では、特に快適さを感じるでしょう。
タブレットやパソコンでネットを閲覧するときも、よほど重いページを開かない限りはサクサク読み込んでくれます。
また、遅延の少なさは高速通信中とほぼ同じで、速度は落ちてもレスポンスの良さは相変わらず感じられます。
一方でアプリのダウンロード・更新など、大きなデータを連続的に読み込む作業では時間がかかります。
テザリング用にする場合は、パソコンでさらに大きな容量のデータをダウンロードしたりするでしょうから、このような作業は放置時に行うなどの工夫が必要になります。
実際に運用できる?
では、これまでの情報を踏まえ、実際にテザリングなどで使い放題として使えるか検討してみましょう。
まず、基本的に1Mbpsで十分なネットの使い方をしている場合は、もちろんNEOプランで容量を気にせず使い放題を満喫できます。
1Mbpsとはいえバースト機能あり、さらに専用回線のため速度は制限されても低遅延・低ジッターと、実際はかなり快適です。
大容量ダウンロードなど純粋に通信速度が必要な用途以外では、十分に役立ってくれるでしょう。
最初から低速前提で考えるならば、安いNEOプランLiteでいいのもメリットです。
低速前提の使い放題とすると、マイネオのマイそく スタンダード(1.5Mbps使い放題)など競合のサービスもありますが、数字上の速度は同程度でも、やはりNEOプランの回線は快適です。
回線の性能差に料金差なども加味して比較してみるといいでしょう。
容量が少し足りない時は
次に、毎月のデータ使用量が30GB台など、多少超過してしまうような場合。
Gigaプラスが付与されるNEOプランだと月末以外はほとんど高速通信を楽しめると思います。
すると、月末に1Mbpsになってしまうことを甘受して使い放題とする運用もできるでしょう。
また、〜10GB程度の超過ならば使い方を工夫することで容量を範囲内に納められる可能性もあります。
パソコンのアップデートは一気に数ギガ程度使いますので、公衆無線LANに繋いでアップデートするなどの対策が効果的です。
高速なNEOプランを使い倒そう!
NEOプランは格安SIMの中では比較的料金が高めではありますが、モバイルと家の回線を兼ねられる、パソコン回線に使っても不満が無い、となればむしろ安いくらいです。
せっかくNUROモバイルの中でもNEOプランを選ぶなら使い倒さなければ損です。
ぜひ、高速な回線を様々なデバイスで役立ててみてください。
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