3大キャリアのサブブランドの一つとして、シンプルで堅実な回線サービスを提供し幅広い層から支持を得ているahamo。
ドコモブランドの名の下に比較的安価で十分なデータ量を提供しており、初心者にも安心しておすすめできる格安SIMの一つですが、eSIMサービスに関して若干の注意点があります。
そこで、ahamoでeSIMを使うことについて、いくつかお話しします。
ahamoは音声通話eSIM対応!
まず、ahamo自体は音声通話に対応したeSIMサービスを提供しています。
eSIMサービス内容の詳細を以下に示しますが、3大キャリアのサブブランドだけあって他の格安SIMと比べても優れたeSIMサービスを提供しており、使い勝手に優れています。
特にeSIM再発行手数料が無料なのは現時点で3大キャリアのみなので、ahamoを選ぶ大きな理由となるでしょう。
eSIMでの新規契約/MNP
ahamoは新規契約・MNPにかかる本人確認などを全てオンラインで行えるため、郵送での到着を待つ必要のないeSIMならば即日開通が可能です。
公式サイトでは最短1時間で開通可能と謳っており、すぐに使いたいときや急に高速データ回線が必要になったときでも安心です。
同じeSIM回線・オンライン本人確認の格安SIMでも開通まで半日〜1日程度かかることが多いですし、本人確認手段がオフライン(郵送受取など)に限られる格安SIMではさらにかかります。
それに比べると、ahamoの契約の迅速さは非常に優れていると言えるでしょう。
eSIMの再発行手数料
ahamoのeSIM発行/再発行手数料は、オンラインで行えば何度でも無料です。
物理SIMカードならば他のスマホで使う場合SIMカード自体を抜いて移せばいいのですが、eSIMを他のスマホで使う場合は基本的に再発行が必要になります。
ですのでeSIM再発行手数料が無料のahamoは、eSIM再発行が有料の格安SIMと比べていろんなスマホに移して使うような運用がしやすく、大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、ドコモショップでスタッフに再発行手続きをしてもらう場合は1回あたり2,200円がかかります。
ahamo販売スマホにeSIMが無い場合が!?
ここまで紹介した内容では、ahamoのeSIMサービスに何も問題は無いじゃないか!と思うかもしれません。
実際にahamoが提供するeSIMサービスにはなんら問題はないのですが、扱っているスマホに注意が必要なものがあります。
例えば、シャープのAQUOSシリーズの中で人気エントリーモデルの「AQUOS wish 2」があります。
3大キャリアではドコモ/ahamo・au・ワイモバイルが取り扱っており、他にSIMフリーモデルもありますが、この中で唯一、ドコモ/ahamo取り扱いのwish 2のみがeSIMを搭載していません。
ドコモ/ahamo版のみnano SIMスロット×1で、他社取り扱いモデルは全てeSIM+nano SIM×1です。
実はAQUOS wish 2の先代にあたるAQUOS wishも同様の差別化がなされており、それ以外にもドコモ系列の取り扱いモデルのみeSIMを搭載していないことが度々あるのです。
口コミなどでeSIM搭載スマホだと聞いて、ahamoでeSIM契約しようとスマホを購入したらeSIMが付いていなかった!等ということが起こると大変です。
ですのでahamoで端末を購入する場合、eSIM搭載の有無についてはメーカーの公式サイトや情報サイトだけでなく、ahamo公式で記載されているスペックシートをちゃんと確認する必要があります。
もちろん他社で購入した端末を使う分には何も問題ありません。ahamoの端末販売は特に安いわけでもないため、他の販路からSIMフリースマホを買ってahamoで使うのが無難です。
ahamoのeSIMは優秀だが、販売スマホに注意
以上、ahamoのeSIMサービス紹介と注意点でした。
メインブランドであるドコモがハイエンド中心なのと比べて、ahamo取り扱いスマホは値ごろなミドルレンジ機が多く、ラインナップは魅力的ではあります。
それだけに、ahamo取り扱いモデルのみeSIMを搭載しないケースが多いのは残念な点であり、注意が必要です。
前述しましたが、eSIMを搭載したSIMフリー端末をahamoで使う分には問題ありませんので、端末そのままでahamoにMNPや新規契約する場合は心配無用です。
ahamoで端末を購入する、あるいはahamo契約中の方が機種変更を行う場合、eSIMの有無をしっかり確認しましょう。
ahamoの料金プランとしては、中価格・大容量・高速とサブで使うよりはメイン向きです。
もちろんeSIMでメイン運用も悪くありませんので、それなりにデータ容量を消費する方でSIMの複数契約はめんどくさい!という方は、ahamoを検討してみてはいかがでしょうか。
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