格安SIMがオプションとしてセキュリティ関連のサービスを提供することはよくあります。
個人がただスマホを使うだけでもリテラシーやセキュリティ対策が求められる時代ですから、ユーザーのニーズを汲んだサービスと言えるでしょう。
一方で、内容的に初心者向けのものが多く、スマホやモバイルに慣れた方はあまり興味を示さないのではないかと思います。
しかし、ワイモバイルとLINEMOが提供するセキュリティパックプラスは非常に内容が充実しており、賠償損害や弁護士への相談費用の補償まで付くという他社とは一線を画した内容になっています。
そんな内容盛りだくさんのセキュリティパックプラスの詳細を見ていきたいと思います。
セキュリティパックプラスとは
セキュリティパックプラスは、iPhone/Androidスマホで利用可能なオプションサービスで、月額660円で加入することができます。
料金・内容ともにソフトバンクが提供する同名のサービスと同じで、ソフトバンク系列で共通のオプションサービスとなっています。
サービス名にセキュリティとある通り、ウイルス・マルウェア・フィッシングなどのインターネットセキュリティ対策のアプリやサービスの内容が充実していますが、それ以外にも子供の見守りサービスやSNSトラブル対処など内容は多岐にわたります。
サービス内容が非常に幅広いため、初心者だけでなくネットサービスを利用する全ての方に役立つ内容と言えるでしょう。
それでは、具体的な内容を見てみましょう。
高機能なセキュリティ対策アプリ
・迷惑電話ブロック
文字通り迷惑電話をブロックするサービスなのですが、架空請求や振り込め詐欺に使われた電話番号を自動的に検出するだけでなく、番号が公表されているお店や会社からの着信では自動的に発信元の情報を表示してくれます。
迷惑電話ではなくても、例えば契約しているクレジットカード会社から保険勧誘の電話が来たりすることはままあります。そのようなケースでも、事前に発信元の情報が表示されるため、電話に出るかどうかを事前に判断することができます。
・セキュリティチェッカー powered by McAfee®(iPhoneのみ)とスマートセキュリティ powered by McAfee®(Androidのみ)
iPhoneとAndroidで分かれていますが、両者に共通する機能はWifiチェック機能です。
公衆無線LANなど普段とは違う回線に接続したときに、そのアクセスポイントが悪意あるものではないか・外部からの不正なアクセスがないかなどを確認してくれます。
その他、スマートセキュリティのみダウンロード済みのファイルのウイルス検出やアプリからの情報漏洩防止機能などが付きます。
・詐欺ウォール / Internet SagiWall
詐欺サイトへのアクセスを阻止するセキュリティアプリです。
この手のサービスは大体がブラックリスト形式で、詐欺に利用実績のあるサイトを登録することでアクセスを阻止していることが多いため、作られたばかりの詐欺サイトに効果が無いという弱点がありました。
しかし詐欺ウォールはAI搭載と謳うとおり、サイトの振る舞いや性質が既存の詐欺サイトに似ていると判断した場合、未登録のアドレスであっても詐欺サイトの可能性が高いと判断して遮断してくれます。
このような検知方法はヒューリスティック法と呼ばれ、アンチウイルスでは未知のウイルスを検出するために広く使われています。
これを詐欺サイト検知に応用した、先進的なセキュリティ機能と言えるでしょう。
ネットセキュリティ以外の安心もサポート
ネットセキュリティ対策のみならず、その他日常的な不安に対してもサポートしてくれるのがセキュリティパックプラスのすごいところです。
まず端末紛失
・紛失ケータイ捜索サービス
・安心遠隔ロック(Androidのみ)
があります。紛失ケータイ捜索サービスはGPSやモバイル回線の接続基地局などの情報から端末の位置を調べることができ、安心遠隔ロックは文字通り遠隔でスマホにロックをかけることができます。
家族のみまもり系サービス
・位置ナビ
・みまもりマップ
の2つが用意されています。位置ナビは保護者が子供の位置を知るためのもので、みまもりマップは同グループがそれぞれの位置を知ったり、学校や病院などの指定位置に到着したときに通知を出すなどの便利機能が付属しています。
端末紛失系・みまもり系それぞれのみで有料オプションとして提供する回線も多い中、660円/月のオプションの一部として全て提供されるのは驚きです。
ネットトラブル補償がすごい!
さらには、各種ネットトラブルに対しての保険サービスまで付属してきます。その内容が本格的なもので、例えばサイバー攻撃で意図せず加害者になってしまって損害賠償請求を受けたとき、最大で200万円まで補償されます。
いわゆる「踏み台」にされた時の補償ですが、高度な知識が無いと防ぐことが難しい場合も多いため、非常に心強い保険と言えるでしょう。
他にもWi-Fiスポット仕様による損害賠償やデータ復元費用・法律相談費用などが補償対象となります。
最近ではネットトラブルや情報漏洩に対応する保険もありますが、前項でも述べたとおり、660円のオプションにこれらが付帯してしまうことが驚きです。
本当に安心できるオールインワンパッケージ
以上の通り、セキュリティパックプラスの内容は非常に盛りだくさんで、現代のネットを使う上で必要なサービスが盛り込まれています。
特に端末紛失へのサポートやネットトラブル補償は、単品で660円/月でもおかしくないようなサービス内容です。
そんな初心者から上級者まで役立つサービス群が、キャリアのみならずワイモバイルやLINEMOでも使えてしまうのですから、活用しない手はありません。
もしワイモバイル・LINEMOを契約する場合、ぜひこれらのお得なサービス利用をご検討ください。
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