UQモバイルとはau回線を使用する格安SIMで、結論から先にいうと「auと同じ品質で、auよりも安い。
ただし「プラン選択の幅が狭い」SIMです。
安いのに高品質な秘密はKDDIが運営している事にあります。
つまり、通常の格安SIMのようにauから回線をちょっと間借りするのではなく、自前のau回線を贅沢に使うため高品質なのです。
その分、格安SIMとして最安値ではありませんが、オンライン契約はもちろんのこと、リアル窓口も日本各地に常設した「ほぼキャリア」な安心感も売りとなっています。
UQモバイルは3GB / 1,628円から
見出しにある通り、UQモバイルの最低月額料金は3GB / 1,628円からとなります。
最近は他社SIMで同容量が1,000円を切る事も珍しくないので、数字だけを見ると割高に感じる方もいるかもしれません。
しかし、auとまったく同じ品質の回線がこの価格で使えると考えてみると、どうでしょうか? 途端に安価に見えてきます。
格安SIMの欠点はお昼や夜の10時頃、また通勤時間帯等で実質使用不可能になるほど通信速度の低下が起きやすい事ですが、UQモバイルにはそれがありません。
使いすぎても1Mbpsは担保される
UQモバイルの素晴らしい点は、たとえギガを使いすぎて速度制限がかかってしまっても、それなりに高速な1Mbpsの速度で通信ができる事です。
1MbpsもあればYouTubeは十分見られますし、ネット検索はもちろんSNSもサクサクと操作できます。
余計な事を考えず格安スマホを使いたいという方にもおすすめです。
※くりこしプランSの場合は300Kbpsになります。
契約期間縛りは無くなった
かつてUQモバイルには契約期間に縛りがあり、期間内に退会すると違約金を請求されていましたが現在は完全に撤廃されています。
このため、おためしであっても気軽に申し込む事ができるのが嬉しいところです。
ただし「まだ縛りがあった頃のプランを、新プランへ移行せず今でも契約し続けている」場合はその限りでないため注意が必要です。
口座支払い対応
UQモバイルはクレジットカードの他、口座支払いに対応しています。
大半の格安SIMはクレジットカードがないと契約すらできないため、なんらかの理由でカードを持たない方にとって、非常にありがたい存在となっています。
ただし「MNPでない完全に新規かつオンラインでの契約」に限っては、クレジットカード払いに限定されるので注意しましょう(この場合で口座振替を選ぶには、実店舗での契約が必要になります)。
また、MNP転入等であってもオンライン契約の場合、支払い用口座の名義は契約者と同一でなければならない点にも注意しましょう。
実店舗から申し込む場合は、家族名義の口座でも大丈夫です。
au PAYカード年会費が無料になる
UQモバイルユーザーなら、au PAYカードの年会費1,375円が無料(一般カードのみ。ゴールドカードの場合は税込11,000円の年会費がかかります)になります。
au PAYカードは100円で1Pontaポイント(1Pontaポイント=1円)が貯まる高還元率カードなので、UQモバイルの支払いのみならず普段遣いのカードとしても優秀なので契約と同時に申し込みするのもおすすめです。
また、Pontaポイントはローソンやライフ、高島屋などで利用できて実用性が高いのも便利な点といえましょう。
自宅セット割を適用すると料金面でも優秀に
品質が高い代わりに、格安SIMとしてはやや割高なUQモバイルですが、実は自宅セット割を使うと最安価格が月額990円と一気に業界最安値まで下がります。
なお自宅セット割とは、UQモバイルとauでんき or UQでんきを同時に利用するか、もしくはau系列のインターネット接続サービスを同時に利用する事で適用される割引です。
具体的な割引額は以下の表をご覧ください。
表示価格はいずれも税込です。
くりこしプランS +5G くりこしプランM +5G くりこしプランL +5G
通常料金 1,628円 2,728円 3,828円
↓ ↓ ↓
割引料金 990円 2,090円 2,970円
UQモバイルの弱点は他格安SIMよりやや値段が高い事ぐらいですので、自宅セット割を長期的に適用できそうなら、迷わず契約する事をおすすめします。
ちなみに、くりこしプランSが3GB、くりこしプランMが15GB、くりこしプランLが25GBの容量になっています。
まとめ:au回線を高品質かつ格安に使いたい人はUQモバイルで決まり
au回線を使用できる格安SIMで、UQモバイル以上の品質を持った業者は存在しません(厳密にはauから回線を一部だけ借りる格安SIMではなく、KDDI自身が運営し、auの回線をまるごと使用するサブブランドなので当たり前なのですが)。
そのため、高品質なau回線が欲しいが少しでも費用を落としたいと考えている方にとって、ベストチョイスとなるのがUQモバイルだといえましょう。
また、元々は独立した携帯キャリアだった過去があり、ahamoやLINEMOといった他キャリアのサブブランドと違って実店舗を全国に持っている事も特徴です。
ある程度はリアル窓口での対応も欲しい、という方にもおすすめできるSIMです。
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