格安SIMとして規格外の高速回線を実現するNEOプラン擁するNUROモバイルですが、この度、新プランとして「かけ放題プラン」の提供を開始しました!
これまでNUROモバイルはヘビーユーザー向けのサービスが中心でしたが、通話メインの初心者にも魅力的なプランが提供され、より幅広い層へ訴求力が高まっています。
今回はこの新プラン「かけ放題プラン」を徹底攻略していきます。
かけ放題プランの詳細
NUROモバイルの「かけ放題プラン」は以下の内容となっています。
・データ容量:1GB
・月額料金:1,870円
・音声通話完全かけ放題
・データフリー/Gigaプラス:無し
かけ放題プランは容量1GBのみの単一プランの名称となっており、かけ放題以外のオプションも一切無しと、通話に特化したプランとなっています。
その代わり特筆すべきは、完全かけ放題が付帯している点です。
現在NUROモバイルのかけ放題オプションは5分/10分かけ放題のみで、完全かけ放題オプションは提供されていません。
つまり現時点ではかけ放題プラン限定のサービス内容となります。
NUROモバイル公式ではオプションサービスとして後日提供予定と記載されていますが、完全かけ放題をすぐ使いたい方はこのプランを利用することになるでしょう。
ちなみに月額料金の内訳ですが、専用基本プラン(1GB)が440円+完全かけ放題が1,430円と公式に記載があります。
NUROモバイルの最安プランはVSプラン(3GB)792円なので相当の価格差はあり、データ通信をほとんど使わない方にとってはかなり魅力的といえます。
「専用基本プラン(1GB)」との記載から、1GBプランの単独での提供はおそらくないものと思われます。
他社の完全かけ放題との比較
では、通話に特化した最安プラン+完全かけ放題オプションを提供する、代表的な他社プランの料金と比較してみましょう。
プラン名 | 基本料金 | 完全かけ放題料金 | 合計 |
---|---|---|---|
NUROモバイル かけ放題プラン | 1,870円 | 1,870円 | |
マイネオ マイそくライト | 660円 | 1,210円 | 1,870円 |
HISモバイル 自由自在290プラン | 290〜550円 | 1,480円 | 1,770〜2,030円 |
NUROモバイルとマイネオの料金が全く同じになりました。もしかしたら意識した料金設定かもしれませんが、このあたりが完全かけ放題付きの月額料金としては最安でしょう。
ただしマイネオのマイそくライトは特殊なプランで、データ容量の概念がない使い放題プランである代わりに、平日昼の12〜13時には64kbpsという極端な速度制限が課せられます。
詳しい方がわかって使う分には便利な面も多いのですが、通話メインでデータ通信をたまに使う初心者にはスタンダードなシステムの方が使いやすいと思われます。
HISモバイルは月間のデータ使用量が100MB未満ならば基本料金が290円に下がるシステムであり、100MB未満という条件の下では完全かけ放題の維持費最安に躍り出ます。
ですがスマホ側の設定でデータ通信をオフにしておくなどの対策を取らない限り、スマホが勝手にデータ同期やアプリ更新などで100MB程度は消費してしまうため、基本的には2,030円と見ておいた方がいいでしょう。
ただしHISモバイルは音声通話が高音質というメリットがあるため、価格差分のアドバンテージも有しています。
以上より、NUROモバイルのかけ放題プランは格安SIMの中でも最安クラスの維持費を実現しており、シンプルなプランで使いやすさの上でも問題なく、総合的におすすめできることがわかりました。
提供開始記念キャンペーンも実施中
新プランの提供開始を記念し、キャンペーンも実施されています。
内容はシンプルで、他社からMNPでNUROモバイルに転入しかけ放題プランを申し込むと、登録事務手数料3,300円が無料になるというものです。
格安プランだからこそ相対的に契約時の手数料が重く感じるものですが、キャンペーンを利用すれば月額料金のみで始められてとてもお得です。
乗り換えを検討している方は、ぜひ今回のキャンペーンをご利用ください。
詳細は以下になります。
NUROモバイルは通話向けのダークホースとなるか
NUROモバイルのかけ放題プランについて紹介しました。
他社との比較でも十分に競争力を持っていることがわかり、今後完全かけ放題のオプションが単独で提供されれば、さらに柔軟な運用もできるようになるでしょう。
提供が始まったばかりなので、通話向け格安SIMでも大きな影響力を有するかはまだ未知数ですが、注目に値することは間違いありません。
NUROモバイルの今後の展開にも目が離せませんね。
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